リボ払いの借金地獄から抜け出すためには弁護士に相談しましょう

クレジットカード

リボ払いの問題点

クレジットカードの支払い方法としてよく用いられるリボ払い。月々の支払いには予め決められた一定の金額を返済するため、負担が少ない支払い方法です。しかし、負担が少ないことや追加で商品を購入しても請求金額が変わらないことから、使いすぎてしまう問題があります。

また、返済額が元金に対して少ないと、いつまでたっても完済することができずに多くの利子を支払うことになってしまうのです。知らないうちに返済額が大きく膨らんでしまい、ひどい場合には借金地獄とも言える状況に陥ってしまいます。

現在ではインターネットの普及によってクレジットカード払いを利用する方も増え、公共料金や携帯電話の代金など様々な費用の支払いに用いられます。毎月の指定した支払額を超えてクレジットカードを利用し続けた場合、毎月持ち越された分が積み重なっていくのです。

それでも請求金額は一定なため、数年後に事の重大さに気がつくというケースが借金問題を抱える人では非常に多くなってきています。自分では借金をしている自覚がないにも関わらず、気づいた頃に借金地獄に立たされているというのがリボ払いの怖いところでもあり、注意しなければいけないポイントでもあります。

借金地獄に陥った時の対処法とは

ただ、借金地獄に陥ったからといって手がないわけではありません。できるだけ負担を軽減させて、もとの生活に復帰する方法があります。そのひとつは借金の借り換えです。リボ払いでは一定の利息を支払う必要がありますが、この利息は比較的高く設定されていることが多いです。

そのため、金利の安い銀行のカードローンでキャッシングを行い、その借りたお金で一度リボ払いの残高を清算します。これで借金がなくなるわけではありませんが、安くなった利息分だけ負担を軽減させることができるのです。しかし、借り換え時の審査は借金があるため通常よりも厳格になります。借金額が大きかったり、返済が困難だったりする場合には使用できない方法です。

そんな方のためにリボ払いの借金地獄から抜け出す手段として、弁護士に相談する方法があります。弁護士が債務者に代わり、借入先のクレジットカード会社と交渉して任意整理を行ってくれるのです。

任意整理とは、借金残高の減額や支払い期間の延長、利息の軽減などを行う債務整理のひとつです。これによって、交渉が上手く行けば月々の返済額の負担が軽減されたり、元金が減ったりすることで借金の返済計画が立てられるようになります。見通しが明るくなるため、現状の打開策としては有効なのです。

任意整理は自己破産とは異なり一般に公表されることはありませんが、個人信用情報機関のデータに事故情報として記録されてしまうことには注意が必要です。個人信用情報機関には銀行が加盟する全国銀行協会、各消費者金融も加盟しているCICと日本信用情報機構があります。

いずれの機関でも情報の共有の仕組みがあるため、機関同士で照会されます。機関に登録されているデータは、本人のものであれば開示請求も可能です。任意整理を行うと、交渉の和解が成立してからも5年は事故登録が残ります。この期間では新たな借入を行うことは厳しいと言えるでしょう。

任意整理は借金地獄を抜け出すための最後の手段とも言える方法です。借金が大幅に減る可能性があるため、債務者側にとっては大きなメリットがあります。しかし、信用を第一に考える各金融機関にとっては、デメリットしかありません。そのため、要注意人物として扱われてしまうのも仕方のないことです。

実際に任意整理を行うかどうかは別として、もしもリボ払いで多くの借金を抱えてしまった場合には、できるだけ早く弁護士に相談することが得策です。

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